
さて、これまでの台湾旅行記事を読んでいただいていると
なんとなーくわかると思いますが
わたくし、今回はコンサートのために台湾に行ったんです。
でもそこはやっぱり旅行を愛するものとして
どこか観光をしたい!と思い…
本当は到着当日九フンに行くはずがイミグレの混雑で行けず
3日目に故宮博物館を見るはずが、物販が大荒れで
朝5時半から並ばなきゃ買えないということで1日潰れ…
ってことでゆっくり時間を取って観光できたのがコチラ!
龍山寺
個人的には一番行きたいところだったので
観光できて一安心…ε-(´∀`*)ホッ
わたし生まれが辰年なので
昔からどうしてもドラゴンのモチーフに惹かれてしまって…
前回の辰年の時にはドラゴンとコラボのグッズを
片っ端から買いあさったほど(笑
(主に某夢と魔法の国でね…w)
龍山寺はドラゴンを祀っているわけではないけれど
境内のいたるところにドラゴンの彫刻があったりして
やっぱり行ってよかったな、と感じました。
参拝方法はたくさんのブログさんがそれぞれレポしてくれているので
ここでは割愛して、龍山寺ってどんなお寺なのかにスポットを当てて
ご紹介していきますね。
龍山寺ってどんなお寺?
日本で仏閣めぐりをしていると
中国の”お寺”って結構鮮やかな色合いでびっくりするんですけど
この龍山寺もやっぱり鮮やかな装飾が美しかった…!
ちなみにこの龍山寺、中国語では
【ロンシャンスー】というそうです。
(わたしはりゅうざんじ、って呼んでるけど(笑 )
この龍山寺は、台北市内固有のお寺ではなく
台湾全土にいくつもあるそう。
元々は1738年頃、中国大陸から渡ってきたた漢民族が
福建省 晋江市の安海龍山寺を分霊して祀ったのが始まりだとか。
当時の台湾はまだまだ人が住める環境が整っていなくて
10人で渡来したのち6人が死亡、1人が帰国。
3人しかこの地に残ることができなかったので
そういった境遇に神様のご加護があるようにと
祀ったのが始まり…とのこと。
どこの国でもお寺の始まりは似たようなところがあるね…
人間が太刀打ちできない自然の前では
神様のお力添えを頂こう、って事なのかな。
それでも入植してきた人たちが建てたお寺って事で
台湾の中でも最古のお寺として残っています。
1738年ということはまだ280年ちょっと…
台湾には台湾原住民と呼ばれる、元々この島に住んでいた人たちがいます。
漢民族の移民が盛んになったのは18世紀~19世紀という事なので
台湾の中国としての歴史は300年ぐらいなんだなぁ…
もっと長く、昔から中国の属国扱いなのかと思ってました。
(これ深く突っ込むと政治記事になっちゃうからこの辺で(笑 )
まぁ…旅行していると本当どんどんまだまだ知らない
新しい事に出会いますね~それが楽しい(笑
龍山寺の御利益は?
ガイドブックの龍山寺を紹介しているページを見ると
恋愛成就の神様!とか赤い糸のお守りとか
恋愛推しな書き方を見かけるけど
(まぁ日本人は恋愛事を神様に委ねるの好きだしね…)
この龍山寺には100以上の神様がいるんですって!
恋愛に効力があるというのは月下老人という神様がいらっしゃるから。
他にも三国志に出てくる関羽が商売の神様として祀られていたり
孔子は学問の神様として祀られていたり。
そしてご本尊は観世音菩薩様。
この観世音菩薩様がご霊験あらたかな神様らしく
第二次世界大戦中にこの龍山寺は焼夷弾の直撃を受け
石柱まで壊れるほどの被害を受けたんだけど
この観世音菩薩様のおひざ元は無事で
避難してきた人たちはみんな助かったんだとか…
す、すごい…
観世音菩薩様がご本尊という事は仏教なのかな?と思いきや
どうやら最近では道教や儒教なども合わさっているそう。
日本の神仏習合なんてまだまだ可愛いもんだね…
地元の人に混ざって参拝!マナーは忘れずにね。
わたしももちろんしっかりちゃっかり参拝してきました。
さっきも言ったように参拝方法とかに関しては
いたるところに書いてあるから割愛するけど
実はスタッフなのかボランティアガイドなのかわからない人がたくさんいて
参拝用のろうそく持ってたらガンガン声かけてきて
参拝方法を教えてくれました。
(ガイドブック取り出そうと思ったら『こっちこっち!』って連行された(笑 )
ろうそくは入ってすぐ、右側のカウンターで購入可能。
お線香は1本は無料っぽい…
お供えものもたくさん売っておりました!
わたしはご本尊の観世音菩薩様と
中国の学問の神様、文昌帝君にお参り。
11~12月に資格試験たくさん受けますからね
来年の国試免除対象もあるし、全部うまくいきますように!っていう願掛け。
なんとなく欲張ってあちこちに行くのが気持ち悪くて
2柱だけにしたけど、帰国してから
月下老人にも参拝して来たらよかったなぁとちょっと後悔…笑
おみくじは何カ所か引けるようですが
わたしは総合的なおみくじ?を引かせていただきました。
出口のすぐ近くにある奴ね。
その後しっかり現地で解説も聞いて
英語説明だったので友達の通訳もして
たまたま前にお並びだった日本人の方たちの分まで通訳して(笑)
『え、やだちょっと、全員当たってるんだけど』
っていうびっくり体験をして帰ってきました( ゚Д゚)
みんな当たりすぎてて、わたしのは助言があまり良くない事だったんだけど
いやつまるところこれも当たってるって事だよね…
とちょっと凹んでしまった…笑
肝に銘じて頑張ります!笑
ちょうど10時ぐらいからは地元の方も増えてきて
境内の色んなところでお祈りをされていたり
お経を唱えてらっしゃったりしました。
本来お寺はそういった地元の方の信仰の集まる場所。
観光地化してるとは言っても、そういった方の邪魔をしないよう
最低限の注意は払いながら参拝しましょうね。
神様に祈らずとも見る価値絶対ありな建築美!
他国の神様にまで参拝はしない!って方も
ぜひこのお寺に来てほしい理由があります。
(仏様達は他国の神じゃん、っていう指摘はここでは\(・_\)置いといて(/_・)/)
龍山寺の名の通り、境内にはたくさんのドラゴン…
それだけではなく、鳳凰らしき鳥や
魚、人間の彫刻もありました。
あと彩色が本当綺麗で、屋内は特に…!!
ああああああ、美しい。美しいですね。
建築方式とかはさっぱりわからんけど(笑
幾何学模様とか好きなわたしとしては、この天井はアツイ…!!笑
(イスラムのムカルナスとか大好物…!!)
そして、龍山寺の玄関口、正面の外門は
台北三大廟門に数えられる美しさ!
…まぁ門に関してだけ言えば
東照宮の陽明門のほうが好きかな…笑
なんて思いを馳せつつ
中国ならではの建築を堪能してみてください。
ちなみに龍山寺は右側(龍門)からはいって
左側(虎門)から出る、これは鉄板らしい。
中はわりとあっちに行ったり、こっちに行ったりしながら
あちこち見てきました。
お守りなどの授与品は出口の脇。
お守りってそもそも人のために買うものでもあったから
ここでお土産を買うのもいいですよね。
周りも結構大量に買いまくってましたw
(あ、お古をあげるのはダメですよ!)
ぜひ神様も建築も、お守りも。
大満喫してご加護を頂きましょう!
龍山寺
http://www.lungshan.org.tw/
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