
鳥居をくぐって、手水舎で身を清め
参道を歩いてたどり着く先。
その先にあるのが神社のメインの建物
拝殿・本殿ですね。
でもきっとこの本殿にたどり着くまでに
参道の脇や、もしかすると本殿の裏に
様々な小さな社を見たことってありませんか?
そこには実はメインの神様より
もっと神格の高い神様がいたりして
どこからご挨拶していいのやら…
わたしも昔は知らずに悩んでました。
今回は参拝についてもう少し踏み込んでいきたいと思います。
Contents
まずは本殿に行くべし!
様々な社を見かけるかもしれませんが
まずはやはり本殿にご挨拶に行くのがベストでしょう。
主祭神として祀られる神様はご本殿に祀られる依り代に
降りていらっしゃいます。
誰かの家に招かれたとき
とりあえずまずは家主に挨拶に行くじゃない?
参拝はどちらかといえば押しかけだけど…笑
まずはその神社で祀られている神様=主に
挨拶をするのが一般的って事になります。
それからご親族の皆様に…
本殿にお参りをした後
もちろんそれでも十分なんですが
せっかく足を運んだのだから
周りの小さな社も見てみませんか?
同じ境内、または付近にある小さな社のことを
摂社、末社
と呼びます。
昔は主祭神の神様の奥さんや子供、両親。
関係の深い神様や時には荒魂。
(神様の二面性についてはまた今度ね)
あるいはその土地を治めていた地主神。
そんな神様をお祀りするのが摂社。
それ以外の神様をお祀りするのが末社。
そんな違いがあったようですが
戦後にはその境もなくなり
【摂末社】と呼ばれるほど
同様の扱いになっています。
(現在【摂社:○○神社】と言われているところは
戦前のその区分を継承しているところがほとんどです。)
だからね、どっちから先に行かなきゃいけない、とか
どっちに行ってないからこの神社は今日お参りできない、とか
そんな難しい決まりはないので、気になったところに
その時お参りしたいと思ったところに手を合わせてよいのです^^
たまーに見かける【別宮】
摂社、末社と別にもう一つ。
別宮、というカテゴリーを設けているところもあります。
有名なところだと伊勢の神宮や、石清水八幡宮といったところですね。
別宮では、主祭神の神様と
特に関係の深い神様を祀っていて
基本的には摂社・末社より社格は上、とすることが多いみたい。
例えば伊勢の神宮だと
皇大神宮本殿の主祭神は天照大御神で
別宮には
同じように天照大御神の御霊を祀るほか、
天照大御神の荒魂や弟神である月読尊(ツクヨミノミコト)
祖神(おやがみ)にあたる
伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)などなど。
摂末社には五十鈴川の守り神や
伊勢の地の守り神がいらっしゃり
このぜーんぶを含めて
伊勢神宮、と呼ばれています。
なんだか最後は伊勢神宮のお話になっちゃいました(笑
…が、たーくさんある社のどれにも
それぞれ神様がいるの、わかっていただけましたか?
日本神話が面白くなってきたら…
この神様はどんな関係性なんだろう?なんて
ちょっと推理しながら参拝してみても楽しいですよ^^
さて次回は、正しい参拝の仕方をおさらいしましょう!
でも、そういったことを熱量たっぷりに話せる人
話してくれる人ってなかなか周りにいなくないですか?わたしはずっとそうでした。
神社とか、お寺とか、お城とか。
好きなのはいいけど誰も共感してくれない。かと思えば間違った作法でお参りしてしまっている人を見かけて
「あぁ、もったいない!」なんて思ってみたり。
でもインターネット社会の今だからこそ、近くに、
そして遠くにいる同じ趣味を持った仲間と繋がりませんか?
こんな神社に行ったよ、こんな写真が撮れたよ、こんなお城に行ってみたい!
みなさんのそんなご報告や、情報収集の場になったらいいな、と思ってFacebookグループを立ち上げました!
まだまだグループを立ち上げたばかりですが
だんだんと活発なコミュニティにして行けたらいいなと思っています。
もちろん参加は無料、情報収集したいだけ…なんて方ももちろんご参加ください!
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