
先日、久しぶりに吉祥寺の地に降り立ちました。
小さい頃から場所の名前はよく聞くのに
あんまり来た事がないところ。
吉祥寺…と言えば、ユザワヤ!ぐらいの
薄っぺらい知識しかありません(笑
まぁちょっと所用で訪れたんですが
その際に参拝することのできた
吉祥寺一帯の氏神:武蔵野八幡宮をご紹介します!
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吉祥【寺】なのに氏神?
文字通り、吉祥寺はお寺に関わる地名、ですよね。
ただこの吉祥寺付近には【吉祥寺】っていうお寺はないんです。
わたしも先日ブラタモリ見てて知りました…笑
元々水道橋駅付近に吉祥寺というお寺があり
その周辺に人も住んでいたのですが
江戸時代にその一帯が2度の火事に見舞われます。
火事のあと、周辺住民が現在の吉祥寺の地に移住してきて
移住後も【吉祥寺】への崇敬から、新しい土地を
【吉祥寺村】として開拓し、現在もそのまま地名が残っているわけです。
ちなみに水道橋駅付近にて焼失した【吉祥寺】自身は
現在も駒込のあたりに残っています。
信仰心深き将軍が勧請した神社
吉祥寺駅から吉祥寺通りを北上。
五日市街道との交差点に、武蔵野八幡宮があります。
商店街やPARCOなど、ビルや建物が続いてきた先に
突然ポッと緑の多い敷地が出てくる感じ。
…なんかちょっと緑が見えて、ほっとします(笑
ご祭神は
誉田別尊(ほむたわけのみこと=応神天皇)
比賣大神(ひめがみ=宗像三女神)
大帯比賣命(おおたらしひめのみこと=神功皇后)
女神二柱と男神一柱です。
ちなみに「比賣大神」とは神道において女性神を現す言葉で
神社の主祭神の奥さんや娘、あるいは関係の深い女神が
一緒に祀られている事をあらわしているのですが…
この武蔵野八幡宮は総本社:宇佐神宮(大分県)から分祀された神社なので
宇佐神宮に祀られている宗像三女神だ、と言われています。
他に卑弥呼だという説もありますが…
駅の逆側には井の頭弁財天もいらっしゃいますし
宗像三女神をお祀りしているというのはなかなか信ぴょう性があるんじゃないかなー?
(宗像三女神って誰?って方はこちらの記事を参考にしてみてね
交通を守る、三姉妹 )
また、この武蔵野八幡宮は征夷大将軍にも任命された、坂上田村麻呂が
宇佐神宮から勧請してきたとのこと。
平安時代の武官の彼は、京都の清水寺の創建や
富士山頂にある富士山本宮浅間大社の社殿を造営した人でもあります。
吉祥寺の小さな神社ではありますが
そのルーツには歴史上有名な人物との深いかかわりがあったり…
面白いですね^^
吉祥寺と言えば住みたい町ランキングでも
よく見かける人気の場所。
吉祥寺にお出かけの際は
足を延ばしてみてはいかがでしょうか☆
HIRO
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