
さて、やっぱり厳島神社の話をするうえで
海に浮かぶ大鳥居は外せません。
赤がすっごい映えるよね!
今日はきっと知ってるかもしれないけれど…
この有名な大鳥居について詳細を紹介していきますね。
Contents
“置いてある”大鳥居
厳島神社の大鳥居は、木造でできた【両部鳥居】という鳥居です。
鳥居に対して垂直に支えるような小さい足がついているのが【両部鳥居】
もちろんサイズは国内最大。
高さが約16.6mもあるんですが…
これどのぐらいの高さか、想像できますか?
・
・
・
きっと多くの人が一度は見たことがあるであろう
奈良:東大寺の大仏(盧舎那仏)様。
現存の大仏の像の高さが約14.7mっていうのだから…
それよりさらに2mほど大きいんです。
めっちゃ大きい!笑
海上に浮かぶ姿は海の上に出ている部分しか見えないし
遠近法も手伝ってそんなに大きなイメージないかもしれないけど
大鳥居のあたりまでは干潮時には歩いて向かうこともできるので
現地でゆっくり時間が取れる方はぜひ近くまで行って
その大きさを実感してくださいませ!
そしてそして、ここまで大きいと気になるのがその、重さ…
なんと鳥居全体の総重量は約60t。
いやーこれはわたし全く
どのぐらいかの想像がつかないんだけれども…
そのうち石や砂が約5t詰められています。
大事なのは重量感
この大鳥居、海の中で微動だにしない見た目から
地面にしっかり打ち付けられているのかと思いきや!
実は海中にただ【置かれて】いるだけなんです。
びっくりじゃない?
ただちょこん、って置いてあるだけって!
(60tが“ちょこん”かどうかは別問題(笑 )
安定感抜群の両部鳥居構造とはいえ
鳥居自身の重さだけで
荒れる海の日もそこにただ長い間
立っているっていうのを知ると
ちょっと感動しませんか…!!
ちなみに現在の鳥居は平安時代から8代目にあたり
明治8年に(1875)に再建されたもの。
140年以上の間高波どころか…
広島って台風通るよね…??
それだけの期間倒れないって…すごい…:O
わたしが以前行った時は、日帰りで行ったので
宮島にはそんなに長い時間滞在していなくて。
満潮の時の海の上に浮かぶ大鳥居しか見れなかったので
やっぱり機会があれば干潮時に近くまで歩いて
見に行きたいなーって思っています^^
近くまで行けるときは、直接鳥居に触れることもできるそうですが
最近は鳥居にコインを差し込むなど
心無いマナー違反者が多く、文化財も危機にさらされています。
特に厳島神社の大鳥居程の大きな建造物を建てられるだけの木は
残念ながら日本にはもうありません。
マナーを守って文化財を長く後世に、世界に伝えていきたいですね!
NEXT→厳島神社と武将~平安時代~
LEAVE A REPLY