
ドイツにハノーファーというちょっと小さな町があるのをご存知ですか?
わたしもハノーファーという名前を聞いたことは以前からあったのですが
どこ?どんなところ?って聞かれるとなかなか…
説明が難しいというか、あんまり日本人には馴染みのない町ですね。
でも実は日本から遠く離れたこのハノーファーの地で
日本との強い結びつきを見つけることができました。
1日で十分に回れるほどの町ですが
中でもオススメのエギディエン教会を中心にご紹介します!
ハノーファーってどんなとこ?
ドイツのほぼ真ん中近くに位置するハノーファーは
元々漁村だった村ですが
中世以降ハンザ同盟の一員として、繁栄を遂げました。
18世紀にはこのハノーファーの選帝侯が
イギリスのジョージ1世として即位したこともあり
イギリスとの結びつきも強い地域です。
(この後ヴィクトリア女王の即位までは
イギリス王室は【ハノーファー朝】といわれるぐらいですしね)
日本との結びつきは?
ハノーファーは第二次世界大戦で
町の3分の2が焼失するほどの空襲を受けました…
この時の惨状を今に伝えるのが、あとで紹介するエギディエン教会です。
そしてこのハノーファー同様に今も
日本で戦争の悲惨さを伝える場所の一つ
広島市と姉妹都市提携を結んでいます。
(ほかに東近江市もね!)
そんなご縁もあって、エギディエン教会には
2都市の架け橋となるようなものがあったのです。
エギディエン教会
空襲で屋根・壁が崩れ
廃墟となっている教会のため
ヨーロッパ旅行で皆さんがイメージするような
美しいステンドグラスも
立派なオルガンも、フレスコ画も遺っていません。
そんなこのエギディエン教会に飾られているのが
この日本製の鐘。
日本から送られた平和の鐘。
そしてこのエギディエン教会では毎年
広島に原爆が投下された8月6日に
追悼のイベントが開かれているそう。
わたしが行ったときには撞木(しゅもく)とかもなくて
梵鐘だけが釣ってある状態でしたが
サイドにはしっかりと鋳造されたかたのお名前も刻印がございました。
もちろん普通の教会もある!笑
旧市街の中心地はマーケット広場。


この広場に面してマルクト教会や旧市庁舎が建つほか
広場周辺にはいくつかレストランなど
食事処もありました。

旧市街とエギディエン教会の間ぐらいには
現在の市庁舎(新市庁舎)も…
その市庁舎の裏手にはマシュ・パーク、マシュ湖が広がり
天気のいい日はとーっても気持ちよさそうです!
(わたしが行った日もたくさんの人が日向ぼっこしてました…!!)
ぐるっと歩いて回っても1日で十分に見れる町なので
ぜひ近くまで行った時には足を延ばしてみてはいかがでしょうか^^
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