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【美術】日本の建築展:今、世界から注目の日本建築、模型で楽しめる展覧会

【美術】日本の建築展:今、世界から注目の日本建築、模型で楽しめる展覧会
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2018年4月25日から六本木森美術館にて開催中の
【日本の建築展:その遺伝子のもたらすもの】日本の建築展

日本の建築ってすごい、すごいってよく言われているけど
いまいちどのあたりがスゴイのかがよくわからない
建築ド素人のわたくし(笑

清水の舞台とかも『釘を使わずして建ててあるんです!』
っていうのに「へぇ、釘使ってないんだ…」って感動はあるものの
釘使わずどうなってるの…?組木?なぜ崩れない!ぐらいの知識。

装飾とか見てて綺麗だと思うんだけどね(笑

そんな建築ド素人でもこの展覧会は楽しめるのか。
実際に行ってきた感想と鑑賞のオススメポイントをご紹介します!

展示内容は?何が見れるの?

様々な日本国内外の建築を9つのエリアに分けて展示していました。
時系列ではなく、共通項でまとめている感じ。

*可能性としての木造
*超越する美学
*安らかなる屋根
*建築としての工芸
*連なる空間
*開かれた折衷
*集まって生きる形
*発見された日本
*共生する自然

個人的には最初の【可能性としての木造】がやっぱり好き。
日本が古来から踏襲してきた木造建築のなんたるやを
現存するもの、現存しないものどちらも
詳細に模型や写真で展示してありました。

あとは【開かれた折衷】のエリア。
エリアとしては小さいけど、開国~明治維新を経て
西洋の建築様式が日本に入ってきた直後の
ちょっといびつな和洋折衷な建築の一端を見ることができました。
(第一国立銀行の図とかなかなか面白かった)

オススメ①【国宝『待庵』】(原寸再現)

そして目玉にもなっている
原寸再現された【国宝『待庵』】

待庵 待庵作品名:《待庵》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

現在日本にある国宝茶室三棟のひとつ。
茶道で有名な千利休が建てた現存最古の茶室です。
その小ささを体感するにはまたとない機会…!
ぜひゆっくり眺めて見てください。
写真撮影は外部からのみですが、中に入ることもできました!

オススメ②ブックラウンジ

自由にゆっくり建築の本が読めるらしい、と
プレスリリースの内覧会のレポとかにも書いてあったのが
このブックラウンジスペース
ブックラウンジ作品名:ブックラウンジ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

たしかに『こんな本もあるの⁉』といった
ちょっとニッチな本まであって、それはそれで面白かったんだが

わたしがここでテンション上がったのはこれ
木組実際に建築の現場で使われている(らしい)木組みの接合部分
大判のブロックみたいになってて自分で仕組みを学べる!

木組なかなか抜けなかったり、簡単に外せたり…
こうして実際手に取ってみて初めて

どの方向に抜けないようになっているかが違うんだ

というのを実感しました。
これはすごくいい体験だと思う…!

なぜ突然日本の建築展?

単純明瞭、世界が日本の建築技術に注目しているらしい。

日本の建築技術って欧米と決定的に違うところがあるんですよね。
例えば、世界遺産に登録されている京都の街並みウィーンの歴史地区

思い浮かべてみてください。

決定的に違うところ…
日本木造建築と共に生きてきて
ウィーン(欧州)石造建築と共に生きてきたところ。

わたしはこれこそ、日本の建築が脚光を浴びている
大きな理由ではないかな、って思ってます。

そして世界は日本の建築技術に注目し
日本は日本で、石像・コンクリート造形に着手する。
海外の方に「あの寺はどうやってできているんだい?」って聞かれた時に
より正しく、面白く説明できるように
わたしももう少し建築に慣れ親しんでみようと思って。

…なんて難しい事をつらつら書きましたが
見たい作品があったんです!笑

皆さん、沖縄県名護市市庁舎って見たことありますか?

名護市庁舎 Nago City Hall見てこの、ダンジョン感漂う感じ!
ドラクエなら装備万端にして突入!的な(笑

この名護市市庁舎全体模型が展示されていると。
本物を現場で見ることもいいんだけど
建築だけに限って言えば、なかなか全体図って見えない。
俯瞰できるっていうのが模型のいいところですよね。

この模型が見たい!と足を運んだ建築展。
一言で言うと…「面白かったけど難しい展覧会」でした。

総括:面白いけど難しい理由

なぜ感想が「面白かったけど難しい展覧会」になったのか
最後にちょっとお伝えいたしますね。

ド素人には難しい単語

よく絵画の企画展にあるような
あってもなくても変わらない
題名と作者と年代だけが書いてある案内と違い
ひとつひとつの展示に対して
結構な文章量の案内が付いていました。

でも、内容がなかなか難しい

突然案内読んでたら【船肘木】とか【出組】とか
(たぶん)建築様式専門用語がわんさか出てくる。
そうすると、模型があってもそれがどの部分かわからない。

ターゲットが建築に携わる人とか
そういった学生向けだったのかなぁ…ぐらいの難しさだったけど
もうちょっと初心者にもわかる案内だと嬉しかったな、と思う。

わりと案内がずさん

今回の展示会、わたしも写真を使っているように
中に5ヵ所実際に写真を撮ってもいい展示品というのがある。

ただこれが正直結構わかりづらい。

トップの木組インフィニティにしても
片面からはとってもいいけど、裏からはダメ、とか。

大きく書いておいてくれればいいのに
こんな小さな札が1つ置いてあるだけ。
撮影可能札他の展示品を写真で撮っている外国人の方もいました。
(札は一応英語版もあったけどね)

そもそも写真撮影をしていい事を知らない人もいて
「あの子写真撮ってるけど、係の人注意しないの?」的な
ひそひそ話が聞こえたりも。

ここはもうちょっとうまくやってほしいなぁ、と…
(なんか正しいことしてるこっちが恐縮しちゃわない?)

あとお子様や外国人の人が触ってはいけないところに触っている時とかに
言葉がわからないからって注意を辞めないでほしい…
触っちゃいけないものは触ってはいけないと!

係の方が実際に展示品に触ってる人がいても
明後日の方向に「Please don’t touch」って言ってるだけなのは残念…
危ないじゃん、あんな大きいもの倒れたらどうすんの…

って思いながら見学を余儀なくされました…残念。
(あれ「いや、ちゃんと英語でも注意してましたよ」っていうんだろうなぁ…)

模型の多さ、充実のサイズ感

もちろん悪いところだけじゃありません!

従来の建築系の展示って、建築物をそのまま持ってこれるわけじゃないから
写真図面の展示に偏ることがやっぱり多かった。

その点今回の建築展は実物大ではなく
模型の数が圧倒的に多いと思う!

先述したけど、模型は建築全体を俯瞰できる。
そして多くの模型が実際に内部までしっかり作ってあったから
内部に人が入った時の想像もできる。

特に現地に行っても内部の見学ができないものや
もう今は現存しない建物とかにおいては
やっぱり模型展示って画期的なんじゃないかなって感じました。

森美術館だからこそ充実のアフター6

これは直接展示会についてではないけども…
立地柄森美術館って閉館が22時なんですよね。

仕事終わってからでも行けるじゃん!!!

最近、企画展系も金・土は21時まで開館とか
平日でも見に行ける試みっていうのが比較的あるけど
やっぱりそういうところって休日ほどじゃないにしろ
結構混んでしまうことが多い。

それに比べ基本22時までの開館って事で
かなりゆったり、じっくり見ることができました。

平面に陳列されている模型が多いからこそ
細部までじっくり見たい時には混雑は困るもんね。

まとめ

日本の建築展、いかがでしょうか?

①建築そんなに詳しくないよ…って方は模型を中心に
②他の展示会系より混んでない
③写真を撮っていい展示が5点!

しかも日本の建築展見ると、Sky Deckにも入れますからね。
まだまだ9月まで開催中の日本の建築展。
ぜひ足を運んでみてください!

日本の建築展:その遺伝子のもたらすもの
場所:森美術館(六本木)
会期:2018年4月25日~9月17日
公式サイト:森美術館

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