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日々の徒然

【美術】横山大観 ―東京画壇の精鋭― in 山種美術館

【美術】横山大観 ―東京画壇の精鋭― in 山種美術館
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山種美術館の企画展
横山大観 ―東京画壇の精鋭―

に行ってまいりましたー!

リーフ, 横山大観展

横山大観って誰?

今でこそ私もお名前を知ってますが
最初にこの人の名前を見たときは

「…お坊さん?」

って思ったのが第一印象(笑
だって”大観”、ってそれっぽくない?

あ、あと漫画家の巨匠
横山光輝先生と
ごっちゃになったりもした(笑

昔から日本画には疎かったので
狩野派と琳派ぐらいしか知らず…

やたら一般的な苗字だな…
なんて思っていたら
やはり最近の方でした。

横山大観
毎日新聞社「毎日グラフ(1952年2月1日号)」より

横山 大観(1868-1958)

常陸国(茨城県)水戸藩士の家生まれ
東京美術学校第1期生
日本美術院創設の一員

…などなど
近代における日本画の功労者。

写真見たときは
「陽気そうで楽しそうなおじさん!」

って思ってたけど、すごい人だった…笑

美術を楽しむときに
どうしてもその人が生きた時代背景を
歴史に照らしあわてしまうのはもはや癖なんだけど

1868年といえば、明治元年。

水戸藩士の生まれ、といいつつ
維新の荒波の中
武士に憧れる、なんてことはなかったのかな…

なんて、思いを馳せてみたり。

 

横山大観の代表作品

 

これは…正直、まったく思い浮かばなくて(苦笑

美術検定の勉強の中で

【横山大観=朦朧体】

この方程式があって
名前を憶えていただけなのです。

朦朧体
伝統的な線画を用いずに彩描を絵具をつけない空刷毛を用いてぼかすことによって、
空気や光線などを表そうとした、日本画の新しい表現

まぁ要するに…

線の輪郭がないよ

ってことだと理解してます(笑

横山大観の描く富士山

朦朧体って聞いてあんまりイメージわかなかったんだけど
彼の富士山の絵を見たらなんとなくつかめました。

<霊峰十趣・夜>

霊峰十趣・夜
1920(大正 9) 絹本彩色 60.3×85.0cm メナード美術館

 

本当だ、輪郭ない!

富士山画といえば
冨嶽三十六景の葛飾北斎、一択だったんだけど
こうしてみると
やっぱり富士山を描いている
画家の方はたくさんいるんだねー。

ちなみにこの朦朧体。
大観や(菱田)春草が描いた当時は
すっごく批判されて
悪意を持って朦朧体って呼ばれたそう。

でもさ、海外もそうだけど
生きてるうちに評価される画家って
本当に一握りだよね。
フランスの印象派とかいい例w

横山大観 -東京画壇の精鋭-

今年は横山大観の生誕150年と没後60年にあたるらしい。

そもそもは東京国立近代美術館
『生誕150年 横山大観展』の告知を見つけて
「横山大観ってどんな作品書いてるっけ?」って
検索してみたのが始まり。

この山種美術館の創立者が横山大観と親交があり
その縁でこの美術館が所蔵する
大観の作品全点が一挙公開になると…

「きっと近代美術館のほうは混むだろうから
 とりあえずこっち行ってみよー」

ってぐらいの構えない気持ちで行ってきました(笑

結果は…満足!

どうしても日本画って分野によっては
派手さに欠けるというか
見る側にすごくゆだねられるというか。

特に西洋の油絵を見慣れているわたしにとっては
別世界なにおいがしてたんだよね。

そのちょっと身構えてるところに
日本画ならではの緻密な描写と
添えてあった一言に
わりとガツンと心に響くものがありました。

墨は、色彩的に見れば黒という単なる一色に過ぎない。しかしこれが日本画の技法によって、一度び表現の素材となれば、この墨色の中には、すなわち作者の高下、強弱、深浅清濁等の相違が端的に表現される。ここに日本画の技法が、その墨色においても、視覚以上の精神的なものを象徴することを知るであろう。墨に五彩ありといい、僅かに墨一色でありながら、濃淡、渇潤の千変万化は、実に色彩以上の複雑さを現わし、色彩を超越したる実在感を端的に、かつ微妙に表現するものである。

墨って確かにどう見ても黒一色なんだけど
それが絵画になるほど極められてるって
まさに職人のなせる域というか…
濃淡もだけど、掠れ具合とかで
力強さだったり繊細さだったりって
見てるこっちにもちゃんと伝わるってすごいよね。

記事を書いている今現在
残念ながら山種美術館での展示会は終わってしまってますが
これから東京国立博物館で大々的に春公開されるので
ちょっとでも興味がわいた方は足を運んでみてはいかがでしょうかー!

HIRO

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